日本経営システム学会 地域システム研究部会

地域システム研究部会 第2回研究部会 開催案内

 来る1月26日に日本経営システム学会・地域システム研究部会、同関西支部およ
びRIMOT(立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科同窓会)共催で
研究会を開催いたします。今回は、BOP/途上国のイノベーションと、近畿の地
域活性化に関する事例を取り上げております。会員/非会員問わず広く参加いた だければ幸いです。

□□研究会/勉強会のお知らせ□□
主催:日本経営システム学会 地域システム部会
   日本経営システム学会 関西支部
   RIMOT(立命館大学大学院 テクノロジー・マネジメント研究科同窓会)

日時:2013年1月26日(土) 15:00-17:00(終了後周辺で懇親会を予定)
場所:立命館大学 大阪キャンパス
   http://www.ritsumei.jp/accessmap/accessmap_office_osaka_j.html
   ※2013年1月7日より、入室にカードが必要となりました。
    当日案内要員を手配しておきますが、もし案内が居ないときは、
   ドアの呼び鈴で事務を呼び出してください。

講演者/テーマ:
1.Kassahun Yimer Kebede氏
  (立命館大学大学院 テクノロジーマネジメント研究科後期課程)
  ソーラーランタン@エチオピアでの普及

2.丹羽(RIMOT会長)
  地域活性化プロジェクト -萬古焼@四日市を事例として-

※講演者の都合により変更になる場合もありますので、ご了承ください。

申込み先 :田平 由弘 yoshihiro_tabira@yahoo.co.jp
申込み期限:1月25日(金)

地域システム研究部会 第1回研究部会 実施報告

 さる7月14日、地域システム部会 第1回研究会を関西支部、RIMOT(立命館大学大学院
テクノロジー・マネジメント研究科 同窓会)との共催にて、立命館大学大阪キャンパス
にて実施いたしました。
 今回は、Francis.X Otieno氏(立命館大学 大学院 テクノロジーマネジメント研究科
博士後期課程)、小野寺トモ氏(インフィニート・ラボ代表)、を講師として、8名の
参加者により活発な議論を行なうことができました。参加者の皆さんどうもありがとうご
ざいました。
 また、今回は多くの若手が集まり、かつてないほど、大幅に平均年齢を下げることがで
きました。なお、次回の研究会を9月上旬で企画中です。今後とも皆さんの活発なご参加
を期待しております。

【講演概要】
1.Francis.X Otieno氏:University Centred Innovation System
大学発ベンチャーのスタートアッププロセスをソーシャルキャピタルという視点から分析。
日本独特の「肩書き」という点に着目して、UniversityCentred Innovation Systemに
おける信頼(trust)について、個人の信頼と肩書きの信頼の違いに基づくより実務的な
提案を展開。
2.小野寺トモ氏:「CSRと事業の統合 -守りのCSRから共通価値の創造へ-」
 欧州では、CSRは「企業の社会に与える影響に対する責任」「社会と経済の共通価値の
創造(CSV)」とされている。また、食糖問題、気候変動、経済格差など世界規模での社会的
問題や、経済危機により、世間の目が企業の社会的・倫理的パフォーマンスに向けられる
ようになり、米国と欧州では社会的責任投資(SRI)が急速に成長している。
 つまり、CSR活動はコストではなく、組織の種類、大きさに関わりなく、競争優位を示し
て行く源泉であり、事業を通しての社会的課題解決への取組みは、自社の強みを生かす
「競争力強化の機会」「将来における投資」でもある。
 しかしながら、日本ではCSRを法遵守・環境・慈善事業に焦点をあてる傾向がある。そこで、
社会と経済の共通価値を創造する事例を踏まえながら、今、求められている経営とその進め
方や、CSV投資や指標設定、ステークホルダーを取込んだバリューチェーンと持続的なエコ
システムなどの推進ポイントについて議論が展開されました。